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『Wolfenstein:Enemy Territory』(ウルフェンシュタイン エネミーテリトリー)はマルチプレイ専用のフリーソフトとしてリリースされたFPSで、「W:ET」と略記される(2007年まではETでもこのゲームを指すことが多かったが、Enemy Territory: Quake Wars』の発表と共に「W:ET」でないと混同するようになった)。 2003年に発表され、Return to Castle Wolfenstein(RtCW)の拡張パックとして開発が進んでいたが、シングルプレイのAI実装が困難を極めたため開発は中止。完成していたマルチプレイ部分だけが無料で公開された。ゲームエンジンにはid SoftwareがQuake III Arenaのために開発し、後の2005年にオープンソース化された:en:id Tech 3が採用されている。2010年8月には全ソースコードがGPLのもと公開された。 RtCWの基本システムとは別に、新システムとしてXPによるスキルシステムを導入、戦闘に変化がもたらされた。それにともない、クラス制にも若干の変化が加えられている。 このゲームは有志によるMOD(改造、追加データ)が多いのが特徴。MAPや武器の追加、ゲームバランスを微調整するものから、ゲーム性そのものを大きく変えてしまうものまで、その種類は非常に多く、中にはキャラクタの外見がスター・ウォーズ風になるといったユニークなMODも存在する。 MODを全く導入していない国内サーバは皆無であり、それぞれの特色がある。 そのため、それぞれのサーバーに初めて接続するときに、 不足しているMODファイルをサーバからダウンロードする必要がある。 == スキルシステム == プレイ中にスキルごとのXPが一定の値に達するとスキルレベルがアップ、プレイヤーにさまざまなボーナスが与えられる。XPは、主にチームへの貢献につながる様々な行動で得ることができる。また、スキルレベルの合計などによりプレイヤーの階級も上がっていく(ヘルメットのマークが変化する)。スキルレベルの最大値はETmain、ETPro、ETpubでレベル4、jaymodはレベル5、NoQuaterではレベル9まで存在する。 スキルには全クラス共通のものと、各クラス専用のものがある。 *全クラス共通 :Battle SenseとLight Weaponsの2種類。 *各クラス専用 :次項のそれぞれのクラスの項目で述べる。 ボーナスは、主にそのスキルに関係するものが与えられる。 *Battle Sense :復活時に配給されている弾が増える、地雷が見えるようになるなど。 :チームに貢献する行動や、敵にダメージを与えるとXPを得られる。 *Light Weapons :拳銃、SMGのリロード必要時間が短くなる、二丁拳銃(Akimbo)ができるようになる。 :軽武器(ナイフ、拳銃、手榴弾)を使用して敵にダメージを与えるとXPを得られる。 *クラススキル :そのクラスでプレイしやすくなるボーナスが得られる。たとえば、soldierなら重火器使用に必要なパワーが減る、Medicなら注射で蘇生するとき全回復蘇生できるなど。クラス専用の武器で敵を倒す、チームを支援する(蘇生、弾薬配給、オブジェクト作成など)などでXPを得られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Wolfenstein: Enemy Territory」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Wolfenstein: Enemy Territory 」があります。 スポンサード リンク
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